金峰山ハイクング(2016・10・15)

きりっと秋晴れに澄み上る空へと続く稜線。こんな日に、ここに来れて良かった。
奥秩父連峰に位置する金峰山を一人歩いてきました



6:30瑞牆山荘前より登山道に入る
落ち葉で敷き詰められたミズナラ林の道を、車中泊でガチガチになった腰を労わりながらのスタートです。
「最初は穏やかなんだけどね…」
先を歩く頭にタオルを巻いたおじさんペアの話し声が耳に入れば、この山も甘く無いなと初心者の私にとって有難い忠告。心して歩こう


しばらくして富士見平小屋に到着、ベンチで朝食をとりながら地図でコースの確認、ここが瑞牆山方面と金峰山方面との分かれ道となります。小屋の右手より金峰山の登山道へ


薄暗い樹林帯にキラキラと差し込む朝日が気持ちいい


木々の間から見える瑞牆山の山頂が大迫力でした
(なんだったら金峰山を往復してから瑞牆山にも行こうかな)なんて身の程知らずの思惑も後に撃沈されるのであります。


そういえば登山口付近にいた沢山の登山者はどこに行ったのだろう
鬱蒼とした森でぽつんと一人はなんとも不安ななので、人の背中を追いるかけなんとも弱気な山歩き。


この辺りの単調な長い急登がキツかった。
上手く足が上がらず〝もうダメ〟と落ちてる枝を杖にすれば、なんとも調子がいい!
そうだトレッキングポールを買おう、軽いヤツ、カッコイイヤツを!
最近、登山用品を見るのがすこぶる楽しい、なんともヤバい兆しです


ぬっと姿を現した大日岩に驚いた
やっと開けた視界に達成感があったのか、巨大な岩に感動したのか、とにかく大げさに嬉しくて先の道を想い興奮した


後ろを振り返えれば、横にあったはずの瑞牆山が下に見え、離れた八ヶ岳も存在感があります


そして左右対称に裾野が伸びた端正な富士山が、青く優雅な姿でそこにありました。



森林限界を超えれば、視界が360度開け、先に見えるのは空に突き出たシンボリックな五丈岩。
切り落ちた絶壁と、ハイマツ帯の穏やかな斜面を分ける稜線の道が頂上まで続き
青い空をゆっくり白い雲が流れる
あまりにも出来すぎた景色に見とれ、ここまで抜きつ抜かれつを繰り返した、タオルオヤジと感動を目で分かち合った。
さあ、ここからだ


振り向けば凄まじい絶壁、コースは内側を通るので安全ですがゴロゴロした大きな岩を越えていくので息がきれます。


いよいよ五丈岩の下までこればゴールはすぐそこ

10:20金峰山登頂!やった
ガッツポーズといきたい所ですが山頂付近ではカメラを持って順番まちで照れくさい、朝日岳側から元気な登山者の勢いに押されるように下の広場におりました。


それにしても理解できない光景です。
巨石が積み重り建造物のような五丈岩に、不思議な思いがめぐる。後で調べてみよう
一人だと山頂での時間もあっけなく、鳥居に礼をしてそそくさと下山。来た道を戻ります


途中、大日小屋付近の木々は葉が落ちこの時期らしい景色でした。
ひだまりにシートを敷いてお茶をしているカップルの雰囲気が良くて、まじまじと見てしまった。
いいな・・・
実は今回、自分がザックに入れてきたのは菓子パン2つとペットボトルの水1本、これだけ。
なんとなく頂上でなに買える気がしてね(そんなのあるかっ
のどは渇くしランチはひもじいしでなかなか辛かったです。涙

 

水を求めて後半は走って下山、新緑のような鮮やかな木々にかこまれた登山口をダッシュで抜けると一目散で自販機へ。
(6:15)瑞牆山荘→(7:00)富士見平小屋→(7:50)大日小屋→(8:10)大日岩→(10:20)山頂→(11:15)下山開始→(13:50)瑞牆山荘
この上ない素晴らしい秋空の下、山で満たされました。

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コメント

  • コメント (10)

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    • u10
    • 2016年 10月 20日 5:51pm

    やばい兆しプンプンですね(笑)
    いや、もうヤバいんだと思いますけどww
    あれ欲しいこれ欲しいと・・・
    物欲が尽きないのであります。
    そう、尽きないのです(By Boc)
    瑞牆も行けましたねw

    • wish
    • 2016年 10月 20日 8:00pm

    こんばんは!
    え。。。あれ?
    私がよく読ませていただいてる
    登山ブログの方々と同じ匂いのする記事と写真(構図)。
    これはもうやばい兆しどころか
    u10さん同様、ヤバイと思います。
    これからが深いです。
    今のシーズンもさることながら
    冬の寂しい山容を味わった後の
    春の息吹はクセになりますから。
    それに伴う道具沼は…尽きないですよ〜(*ΦωΦ)

    • Ame
    • 2016年 10月 21日 11:41am

    こんにちは!
    気持ちいい天気に、岩場の絶景…。
    素晴らしいですね。
    beefさんもそっちの世界に…。
    沼には気をつけてくださいw

    • こはなの
    • 2016年 10月 21日 11:49am

    ガチですな。
    上の方が喜んで手招きしてますよ。
    ええ、同じ匂いを感じ取ったというやつです。
    類は友を呼ぶのです。

    • beef
    • 2016年 10月 21日 5:29pm

    U10さん、こんばんは。
    機能性に、安全性、耐久力と悩みどころに
    軽量化にルックス、またやガレージブランドとなんとも深い世界ですね
    キャンプ道具の欲は落ち着き、やっと立派な大人になれると思ったのに・・・
    ほんと、尽きないです
    瑞牆山は時間的には可能でしたが、体力でダメでした。涙

    • beef
    • 2016年 10月 21日 5:30pm

    wishさん、こんばんは。
    登山ギア物欲はまずいですよね、
    価格がキャンプギアと比べ高価で、しかも選んでいくうちに金額麻痺をするという
    あぁ、季節に応じた道具ですか、幾らかかります?
    バイトでもしないと山にいけませんよ

    • beef
    • 2016年 10月 21日 5:31pm

    Ameさん、こんばんは。
    まったく興味が無かった山ですが、始めてみれば楽しいもので
    たぶんソロ活動が新鮮だからというのもあります。
    実はキャンプでもソロはしたことが無いのですが、こそこそと計画を練っての行動が性に合っているのかもしれません。
    沼はヤバそうですね。

    • beef
    • 2016年 10月 21日 5:32pm

    こはなのさん、こんばんは。
    いや、上の方とは違います。てかムリです
    何十キロ歩いて、テン泊して、また歩いて。うんムリ
    なんていうか、安全お手軽“ゆるかわハイク”がいいです
    そうそう、まだ自分用のザックをもっていないので、嫁の山ガールカラーのザックで歩いてま~す(^^

    • moka
    • 2016年 10月 21日 6:03pm

    おお金峰ですか、いい山ですよねえ。
    beefさんの、今後の展開楽しみだなあ。
    取り急ぎ、山×俺肉なんて企画どうでしょう(笑)

    • beef
    • 2016年 10月 24日 12:26pm

    mokaさん、こんにちは。
    いや、肉なんて余裕まったくございません
    バーナーすら持っていかないのですよ。パンですパン
    ナベを持って登る先輩方の気がしれません。恐ろしや

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