キャンプ場での燻製が楽しくてすっかり燻製に夢中です、そこで今回は燻製の王道「ベーコン作り」に挑戦してみました。一歩一歩、立派なスモーカーとしての道を歩んでおります。

ベーコン作りは、塩漬け、熟成、塩抜き、乾燥、スモーク、の順序となり作り方は基本一緒ですが、細かい部分が様々でスモーカーの拘りを感じます。まず初心者の私はスーパーで売っている安い豚バラと豚ロースを用意して簡単なレシピで挑戦です！

１、塩漬け 肉の味付けと保存性を高める工程です。まずは塩が均等にしみ込むようフォークでザクザクと串ざしにします。そして肉の容量の４％の塩をまんべんなく摺りこみ、香り付けにミックスハーブをふりかけました。

２、熟成 ウィスキーと共にジップロックに入れて冷蔵庫で1週間ねかせます。一日ごとに肉を上下させ塩を均等に浸透させれのがポイントです。それにしても1週間とは長い・・・まだか、まだか。

３、塩抜き １週間もすると水分がぬけ引き締まった感じになりました。表面に付いた塩を奇麗に洗い流してから水を入れたボールで一晩塩抜きをします。寝る前に冷蔵庫に入れて、朝完了としました。

ポイントは必ず塩抜きの具合を確認すること！らしい。肉の端をカットしてフライパンで焼いて味見をして少し薄いぐらいでよく塩抜きが完全かを確かめます。この後さらに水分が抜け凝縮していくので、しょっぱくならないよう十分に塩気を抜くことが大切です。

４、乾燥 ベーコン作りもいよいよ佳境に入ってきました、 燻製作りで1番重要なのが乾燥の工程です。これまで愛情を込めてきたお肉も、ここで乾燥が不十分で水分が抜けていないと燻製で煙が乗らなかったり、味が酸っぱくなったりして失敗になる恐れがあるようです。調べてみると食材乾燥の優れものを発見！ピチット食品脱水シート浸透圧で強制的に水分のみを抜くビニールシートです。これは凄い、１０時間で表面がカラカラになるまで乾燥しました。

５、燻製　ベーコン作り最終ステージ、スモーク本番です！
まずはガスコンロで熱乾燥、70度をキープしつつ1時間乾燥させました。次はスモークウッドを使い3時間燻製、ウッドにピートをのせ本格的にモクモク。
最初は家の軒下でやっていたのですが、想像以上の煙に慌てて向かいの空地に移動。今にも爆発しそうな煙モクモクの箱を、通りがかりの人が怪しい目でみていました。すいません・・

完成！　いい感じに色づいて美味しそう！すぐに食べたいけど、ぐっと我慢して冷蔵庫で1日ねかせて完成です。いざ実食、美味い！美味すぎる！ピートの香りがしっかりと付きバラ肉の脂も甘くとろけるよう。これはウィスキーに合わないわけが無い。最高です。
ロースはさらにひと手間くわえオイル漬けにしてコンフィ風にしました。より旨味が凝縮された感じでそのままで上品なおつまみになりました。

ピート燻製は料理に使うと更に強い香りを感じられます。クリームソースのパスタがうま〜い。
ベーコン作りのほかパンチェッタ、3ヶ月熟成の生ハム等が脱水シートを使えば家庭の冷蔵庫で作れる事を知りました。はぁ生ハムか・・・
あっ！生ハム、ベーコンとくれば「俺の肉」だ！これはGEO（ゴーアウト俺ニク）を予感させます。ムフフ（GEOとは2015年春、爽やかキャンパーによって千葉の山荘で開催された、ちょっとオシャレな集いです。ただの家飲みとも言う）
それではイベントの様子を簡単に写真で振り返ってみましょう。

サントリーの海のワイン『ビオンタ』がずらり。魚介専用白ワインという事で美味しい寿司も用意されました。

貴重とされる自家製ドリンクが飲み放題という、なんたる贅沢（^^

生ハム原木が大迫力！桐の木平キャンプ場で仕込んでいただいた物でなんと16ヶ月熟成。

そして生ハムも食い放題。うま〜い（^^

房総のもつ鍋も実食！もつ鍋の世界感が変わった豚もつ。時代は豚肉か

たくさんのお酒を飲んで幸せなホームパーティーでした。ベランダテント泊に駐車場車中泊とキャンパーらしい集りが楽しかったです、またやりましょ～（^^
と、いう訳で冷蔵庫には肉が常駐されているという、健康診断を控えたダイエッターには辛い状況でございます。