ああ、みごとに霧で包まれた。
展望もなければ、ゴウゴウと上空を渦巻いてる風のせいで薄気味悪い。でも新米ハイカーの自分にとっては何でも新鮮で「山っぽ〜い」とニヤついて歩けば、こちらの方こそ気味悪い。
目指すは蛭ヶ岳。疲れてたどり着いた丹沢山より先を歩くとなれば少しうんざりで、もっとこう横からスパッと丹沢山まで上がれるルートを探しておりました。すぐに浮上して来たのが塩水橋からの沢沿いの道、都合のいい道もあるものだが駐車スペースが少なく朝は激戦区であるのは間違いない。それにしても神奈川の山に行くのに3時起きとは、山ってハードです。
予報では晴れだったのですが…
北側の凍結した斜面に気を使い、尾根に出る頃には辺りはガスで覆われてしまいました。道につく雪が新しくなり、木道を登りきれば丹沢山の山頂。ガスはさらに濃くなり、気温も急に下がったような気がします。アイゼンを付けるのにグローブ外した手が感覚が無くなるほど冷えていたので間違いないのですが、そもそも夏用のグローブってのが大間違い。ビリビリ痺れる手をポケットに入れ、俺大丈夫?
さぞかし良い展望だろうと思える尾根道も完全に白い世界で、もう行く道すら見えない。すれ違う人もいなければ、音もなく現れる鳥の群れが頭上をかすめ驚く。それでも覆いかぶさる様な重い霧の下をグイグイ進めば、なぜだか爽快で足取りも軽い。
おお、声が出たのは鬼ケ岩の先でした。きわどい下りを両手を使っておりれば、横から吹き付ける風と相まってドキュメンタリーのあのシーンを思い出す。もう一度登り返しアングルを変えて何枚も写真を撮ったり、それっぽい所から下りたりして、いい歳したオッさんが一人よくやるよ。
先が見えずともGPSで把握していた山頂はすぐそこ。意気揚々と最後の坂を上り丹沢最高峰を踏めばグッとくるのでは、という思いも空しくただの白い景色を後ろにベンチがあるだけ。つくづく思うのだけれども何故にこんな得もないようなこと惹かれるのだろうか、不思議に思いながらも続けて山を歩いている。10分後、今来たばかりの道に取り付いた。
あ、ホットな情報!
蛭ヶ岳、週末行ってみよーかと思ってたとこです(*´-`)
こんにちは!
山っぽーい~なんて鼻唄混じりでいけば
たしかに不審っぽいですね(笑)
まだまだ冬模様ですね。
尾根渡りがすごく気持ちよさそう~^^
BGRさん、こんにちは。
近いのですが、アクティブなBさんにとっては日陰の地味な道かもです。
ちなみに駐車スペースは5台でしたが、その他に路肩も大丈夫そうでした
今週ですか、いいですね~自分もいこうかしら(^^
wishさん、こんにちは。
「山~」は背景と人間のビジュアルが違うだけで山ガールと一緒なんですけどね。笑
この日は天気予報でバッチリ晴れだったので雪があってあれ?って感じで、ジャケットは薄いしグローブ夏用だし・・・なんか難しいです。