2017.8.5(sat)〜6(sun)
夏の初め、北アルプスの唐松岳から五竜岳を歩いてきました。季節の移り変わりは早く、とっくに秋の北アルプスですが、この時は「俺たちの夏が始まる」なんて言っていたような。笑
リゾート感のある白馬界隈。おしゃれなアウトドアショップの並ぶ整備された道路を車を走らせばすぐに八方尾根駐車場に到着。まだ薄暗いスキー場の奥に白く浮ぶ白馬の山が印象的でした。
(一緒に歩いたu10さん親子、ペアルックがかわいい)
リフトを乗り継ぎ標高1,830メートル地点へ、そこから八方池まではよく整備され比較的軽装で山歩きが楽しめるトレッキングコースとなります。スニーカーの観光客からヘルメットをザック付けた登山者までみんな笑顔。
そういえば扇雪渓で休憩している時「いつも見てます」とハイカーに声をかけられていたU10さん、自分の知らない山道具の話をしていて流石だな~と。U10さんは子供用のアウトドアウェアを受注販売されていて、平日の夜にミシンを動かし、自分で製作までやっています。人のために服を作るってすごい!asobitogear
唐松岳頂上山荘まではリフトを降りてからわずか3時間、それでこんなに空が近く感じる標高に来られるのが幸せ。ランチを持って家族で身軽なハイクもいいかもね。
さてここからが、この度お楽しみの〝牛首〟です。実は高い所が苦手な自分はかなりびびっていてYouTubeで予習をして今回に挑んでいます、夢にも出た恐怖の牛首。でも実際に歩けばは足場も手がかりもしっかりしてグイグイ行けた、楽しい。そういえば山を歩くようになって高いのが平気になったのかもしれません。つくづく人間って好きな事には都合いいなと。笑
岩場の後はご褒美の稜線歩き、ちょっと走ってみたりしながら五竜山荘に到着したのは昼過ぎでした。のんびりテントを張って山荘のベンチでビールを飲んでもう最高!
山のベンチにいれば色々と凄い人も通りすぎるもので、どう見ても日帰り装備のランナーは扇沢から八方キレットを越えここまできたとか・・・それってコースタイム15時間の道なのですけどね。それで夕方のこの時間から下山してスキー場を走り電車に乗って、さらに林道を走って扇沢に戻るとか。どんだけ(笑)。かたや稜線は暗くなろうとしているのにまだ走るという女性ランナーがいて「じゃっ」なんて軽く手を振って行かれたので大丈夫かな~と思っていましたが、後で知ったのは超有名な選手ということ。山にはエネルギー満点のちょっといかれた人が沢山いてワクワクします。
翌日は早朝より五竜岳にアタック、薄暗いガレた道をじわりじわり静かに歩くのが思っていた以上にアドベンチャー感があり興奮しながら突き進む。この行き先が霧に包まれた感じがナイス!
五竜岳山頂からチラリと見えた立山。鋭くてギザギザなところ、いつか歩くのだろうな。次の稜線に思いをめぐらせ下山です。
最後に五竜山荘の前で記念撮影。カーキの短パンにグレーのTシャツが〝俺たち〟のユニフォーム。笑
夏の始まり、青い空を記憶するのは夏休みを迎えたような子供と同じ、晴々しい気分でした。さあ夏だ。って、とっくに秋だけど。
この記事へのコメントはありません。