hike北アルプス

南岳~槍ヶ岳縦走ハイク

夏の山行は壮大で(え、今夏の話?)八ヶ岳は端から端まで歩いたし五竜岳の岩峰も経験しました。そして事もあろうにあの〝槍ヶ岳〟にも登っている。山歩きを始めて一年足らずで勿体ないような気もしますが、何をするにせよ早い段階でチャレンジ出来る環境を楽しむようにしています。かまってくれる友人に感謝。
<2017.9.23-24>



とはいえ〝槍ヶ岳〟の厳しさは山の経験が少ない自分でも知っています。夏山を特集した雑誌では、槍ヶ岳山荘のまだ夜も明けない暗い玄関先で準備を整える登山者の写真が印象的でした。大きなザックを横に、重そうなブーツのひもを結ぶ何とも迫力のある写真で、頭に巻いた手ぬぐいからは気迫が感じられます。北からはエキスパートだけに許された道、スニーカーなんかで行ったら怒られそうな・・なんてイメージもありますが、危険箇所が少ない沢筋を上がるルートが多くの人が利用する人気のコースで、今回はそちらから。
整備された登山道はむしろ歩きやすく週末の好天に合わせ素晴らしいアルプスの景色を惜しみなく見せてくれるでしょう。そんな期待を、今さっき上高地についたように思い出します。


上高地バスターミナルから歩きはじめ横尾山荘までは、高低差のないウォーキングコースを10キロ。それからやっと登山道となるのだから、分かっていたけど長い。梓川に沿って歩く道は少しずつ登山道らしくなり、やがて急な斜面をジグザグに上がる道に変わり、最後は岩をつかんで稜線に出る。そこも長い。うん、長いのが嬉しい。衣食住を詰め込んだザックを担いでいくなんて最高じゃないか。それでも軽い荷物で爽快に歩きたいなんて思うから道具選びも楽しいです。今のところ8キロ前後をパッキングの基準にしています、これが今の自分でもザックが振れることなく楽に歩ける重さ。


天狗池で少し休憩して、それから2時間近く登ってきたでしょうか。大きな岩を越えて標高を一気に稼ぐところですが、まあきつい。それでも地図を眺めながら思い浮かべた稜線が近くにあると思うと走り出したくなる気分です。景色はぐいぐい変化して、遠くの山が見えるようになってくる。そして梯子の掛かった大きな岩に上がればそこに続く稜線が見えた。すごい。

稜線手前、経験の少ない自分ですが、今ままでの中でこの部分が一番ワクワクしました。そんなところを、今回ご一緒したU10さんとお子さんのソウタ君、それと天狗池から同時に登り始めたおじさんと自分のたった4人。
自分の背丈はあろうかと思われる大きな岩を乗り越えあがってくる、小学生のソウタ君。天狗池にうつる逆さ槍のシャッターチャンスを正面から行って邪魔する自分(おじさんに怒られた)、短パン、スニーカーのライトな装備。それを頭に手ぬぐいを巻いたおじさんがどう思ったか気になるところ。笑。実際には後を歩く我々を気にしていただいているような感じで、たまに声までかけていただきました。こんな登山者同士の一体感が幸せです。


ついに自分史上初の3,000M突破です。その高度感はもちろんのこと、生命感の無い砕石の地面がここがアルプスなのだと実感しました。この先に南岳小屋があり、明日はついに〝槍ヶ岳〟に行く。


思いのほか寒かったテントの中で朝を待つのは辛かったけど、睡眠は少なくても大丈夫。夜の暗闇のなか、デンジャラスなキレット側から、明らかに歩く速度とは違う流れるようなライトの光が見えればじっとしてはいられない。テントを撤収して暗い道をヘッデンの明かりで進みます。


槍ヶ岳に続く道は文句なしに最高でした。ひとたび荒れれば想像もできない厳しい稜線上にいて、今は風もなく、朝日で姿を見せた槍ヶ岳もそこに続く3000m級の山も穏やかに見えました。ああこのタイミングなのだなと。



長い梯子にしがみついてついに槍ヶ岳山頂にあがった。尖がって先の狭い山頂はまさに穂先で360度の大パノラマで全て見渡せる。昨日歩いた横尾尾根、去年登った燕岳からの東鎌尾根、険しい北鎌尾根、雄大な西鎌尾根、全部見える。あらためて道がここに繋がっているのだと、何とも言えない興奮が湧き上がってきました。ゴールだと思っていた槍ヶ岳も壮大なアルプスの十字路なのですね。ここを歩こう、ここを繋ごう、など考えていたらあと30年はワクワクできそうです。

 


ナイス Extreme Freak!
今回の(といっても9月)山旅のお誘いはU10さんよりいただいたこと。おそらく単独で考えるとまだ〝槍ヶ岳〟は無かったと思います。というか北アルプスもまだ敷居が高いのです。それを3000mの稜線を歩いて槍ヶ岳に行ったなんて、も~最高です。あらためて山行計画が良かったのだと。1日目はガスが上がってほとんど見えない槍をじらして、南岳に上がりました。そして2日目「天空の楽園ルート」から驚異的な槍ヶ岳を眺めながらクライマックスに向かう道を歩き、存分に北アルプスの山の存在を感じました。そして雲ひとつ無いタイミングでの穂先。もう100点。

 

 


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コメント

  • コメント (2)

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    • u10
    • 2017年 12月 22日

    来年もロングで歩きましょうね。80kmくらいで足ります?(笑)
    体のメンテ、歩き方(走り方?)含め、いろいろ教えてほしいことだらけ。
    それまで走りこんで、次は無様な姿を見せず、付いていきたいなと。
    いやー、しかし。真っ青な空と槍を見ると
    また行きたくなりますね。別ルートから。

  1. u10さん、こんにちは。
    自分も夏はだいぶ無理をしたようで、足の裏から腰までいろんなところを痛めました。若い頃はこんなの無かったのですけどね。繊細にケアなんかしていると中年にしてアスリートになった気分です。
    は、80km…。お願いします。

ENTRY RACE LIST/COUNTDOWN

御前山トレイルラン大会 11/4 ▶HP

カウントダウンタイマー
 

南アルプスマウンテンマラソン 11/18 ▶HP

カウントダウンタイマー
 

トレラン益子 12/8 ▶HP

カウントダウンタイマー
 

富士忍野高原トレイルレース ロング 6/3 ▶HP

カウントダウンタイマー

北丹沢12時間山岳耐久レース 7/8 ▶HP

カウントダウンタイマー

上州武尊山スカイビュートレイル 9/23 ▶HP

カウントダウンタイマー

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