レースに合わせての自分流プログラムも追い込みの時期となり、今までのロードや緩い林道からそろそろ本格的なトレイルで効率的な練習をしようと奥多摩へ。コースは前日に調べて鴨沢の登山口から雲取山に登り奥多摩駅に下山するトレランではメジャーであるらしいルートにしましたが思いの外というか、かなりキツかった。
まずは雲取山の山頂まで1500mを一気に登ると言うからそれなりに覚悟をしていたのだけど、新緑で覆われた登山道が気持ちよく、それでいてなぜか緩い登りに騙された。体力温存で登りは歩こうと決めていたけれど(今日はいける?)なんて走ったものだから早々に足腰が悲鳴をあげるしまつ、さらに堂所からのそれらしい道にゼーハーしながら七つ石山を巻いてようやく石尾根に上った。
視界が開けブログでよく見る風景にテンションが上がり、ここは走るっしょ!と(実際は歩きも混ぜながらなんだけど)一気に山頂まで駆けあがりましました。最高
雲取山山頂からの折り返し。さてここからが今日のメインイベント奥多摩駅までの長いトレイルランニングとなります。GPSウォッチに入れた標高差情報によると登ってきた1500mを一定に20kmかけて下る。そう、めちゃくちゃ走れる道、MTBのダウンヒルのようにトレイルを流れるようにクルーズ!が、イメージでした。それが重力まかせの下りだと言うのに足が進まなくて、あぁこれが走らせられている感じってやつね。標高断面の斜め下がりの直線も実際は微妙に登りがあって長い、とにかく長い。そして先程までの雲取山までのハイカーはどこぞへ、登山口で見た〝熊出没情報〟に一人怯えながらなんとか奥多摩駅にたどり着きました。半分、いやそれ以上を歩いてしまって下りなら永遠に走れるんじゃないか説も儚く、当たり前なんだけど体力と気力の分岐点はあるなと感じた30キロでした。
この記事へのコメントはありません。