ランニングでトレーニングと同じくらい重要なのがリカバリー、運動後のクールダウン、ストレッチ、それと体を回復させるための食事も大切。中年ランナーの自分にとって一番敏感になる部分で、怪我の治りも遅いし疲れも取れづらい、そんな年齢だけに真剣です。
よく話に出てくるのが〝ヴィーガン食〟肉だけでなく乳製品や卵も食べない完全菜食主義者の食事で、タンパク質を必要とするアスリートにとって対極のような気もするが強いウルトラランナーにヴィーガンが多いのは事実です。とは言え自分でやるとなると肉中心の食事から肉を抜いたら何を食うの?といった感じだし、そのストイックな制限にめちゃくちゃ抵抗がある。なんとなく宗教的な戒律もイメージも・・・。そもそも、なぜランナーにヴィーガン食なんだろう?
決して走るために菜食体質が必要と言う訳ではなくて速い回復力と持久力の向上と実質的な理由があり、正しい食事を吟味してきた結果として沢山ある記事から読み取れます。藁をもすがる中年ランナーは時に挑戦的である。僕も僅かながらある少しのチャレンジ精神を絞り出し、恐れ多くも食生活を変えてみることしたのですが意外にもこれが楽しい。運動の後は食事がとても美味しいので一食一食を大切にします「できるだけ体に良い物を」食材を選ぶようになって、丁寧な食事を考えるようになりました。柔軟な妻は突然の意味不明なオーダーに応え、野菜中心でカラフルで美しい美味しい食卓を作ってくれます。有難い事にそれが楽しいとも言う。なにも完全菜食とはせずとも丁寧な食事は皆が幸せになれる。そして強くなる予定だ。ちなみに量を考えながら肉も魚も食べちゃいますけどね。
ヴィーガンのウルトラランナーであるスコット・ジェレクのEAT&RUNを読んで、精神力の話から人間としての〝学ぶ〟姿勢に感動しました。最後のページ「決定的に重要なのは、今あなたが踏み出した一歩だ」 という文に勝手に興奮している。
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