2019信越五岳トレイルランニングレース

今年の初め、ランニングチームに入って最初のミーティングで、今年のレース目標を掲げるよう用紙が配られた。走り始めて間もない自分は、どれ位のレベルで考えればいいか分からず、他のメンバーが書いているのを横目で見ながら有名なレース名をいくつか書き写しました。
そこには「翌年の100マイルにむけての準備・・」などと、長距離を分かった風なコメントもしましたが、後にボランティアで参加したUTMF(ウルトラマウント富士)で刺激を受けることで、それが具体化することとなります。

UTMFに参加するには、それまでのレース経験による点数制となり、国際トレイルランイング協会のITRAポイントで12ポイント(今は10に変更)以上が条件となります。トレランを始めたばかりの自分は、これまでのポイント取得がないので、以下のレースを完走してポイントを獲得する計画としました。

① 6月 SPATRAIL72K 3points
② 7月 ONTAKE100K 4points
③ 9月 信越5岳100K 5points

そして、‶スパトレイル〟と‶御岳100K〟を順調にこなし、残す信越にむけての練習に励みます。
しかし夏のトレーニングは上手くはいかなかった。疲労ばかりが蓄積し、体感的な伸びはなく、どこか不調を感じながらも無理をしていた感じで、ついに9月のレースの2週間前に怪我をしてしまう。

矯正と故障
以前から左足が内側にねじれるような感覚があり、踏み込みの弱さを感じていました。
昔に激しい捻挫をしたため足首の動きが悪く、距離を延ばした時に違和感が出ます。そこでインソールでの矯正を試みましたが、タイミングが悪く疲労と重なったのが怪我の原因です。
レースまで2週間もあった当初の余裕も、次期にDNSへの焦りへと変わり、なんとか治そうとネットの情報を見て色々試し、翌朝に確認をするのを繰り返したが変化はありません。大袈裟にランニング人生の終わりのように落ち込み、5日前にはランナーの駆け込み寺で有名な‶内田治療院〟で「遠慮なくお願いします!」と、強烈な一撃を受けてきました。それでだいぶ良くはなったもの100kmを走れる状態とはならず(と言いつつ内田さんの鍼治療は素晴らしく、時間は自分の治癒力によるもの。結果レースまでに治った!)
諦めて信越に行くのもやめようとしたが、それも寂しいのでサポートの準備をしてチームメイトと共に信越にむかうことにしました。

レースに向かう車内で聞いて驚いたのは、信越のポイントが5ポイントから4ポイントに下がったということ。この後に及んでまだレースを走るのを諦らめていた訳ではなかったのでショックでしたが、何となくポイントへの執着が薄らいできたようなタイミングでもあり、おそらくトレイルランイングを始めれば100マイルを走る‶強さ〟より先にマイラーという称号を取り急ぐ感じでしょうか。怪我で走れない気持ちを整理しようとしていて、つまり自分にはUTMFはまだ早いかなと。 _そんな感じであっさり気が晴れた。

スタート会場の斑尾高原は送迎のシャトルバスが行きかい、沢山の選手とブースの出店で賑わっていました。ひとまず出走するかは抜きにして受付をすませ、高原の清々しい青空の下、芝生に横になってブリーフィングを聴き、夕方はウェルカムパーティーで普段我慢の炭水化物を徹底的に補給しました。その後、スタートゲートに集まった100マイルの選手達を送りだし暗闇に連なるヘッデンの灯りを眺める頃には、信越五岳の雰囲気にすっかりもって行かれた。

ホテルに戻って早めに寝ようとしても100マイルの通過速報が気になり、何度もスマホをチェックしてしまう。不思議と足の痛みはない、それどころではない。この数日の葛藤がなんだったのかと思えるくらい、あっさりと‶走る〟ことにした。

朝、足の状態はこの日に合わせたように痛みは和らいでいて、後はアドレナリンに期待すれば大丈夫。大歓声のなかスタートゲートをくぐるだけで達成感に満たされ、最高の気分でした。
最後尾から走り始め、順位を意識する事なくゆっくり進み、気持ちの良い下りも丁寧さを心がけ、知り合いの姿が見えれば追いかけ話ながら走る。灼熱のロードから、霧に包まれた夜の牧場、そして最後の登りとなる瑪瑙山にさしかかった。完走が確信となる。

それから半月後、思いもよらぬ知らせが入る、なんとUTMFの参加資格が昨年までの12ポイントから10ポイントに下がり、更には4ポイントになると言われていた信越のポイントが5ポイントで認定されたと。これで自分も憧れのUTMFにエントリーする権利は得られたことになる、後は抽選となるが、都合よく当たると思っている。

次の挑戦はフルマラソン!
11月にフルマラソンを挑戦することにした。マラソンの経験が無いので練習方法から調べているような状況だけど、高強度から補正を繰り返すマラソンの練習は規則的で、レースまでスケジュールを決めて練習する計画的なスタイルにすごく納得していて、疲労が溜まった状態での紙一重での練習は絶対にしない事にする。てか、42キロを速い速度で走り続けるマラソンのイメージが全くわかない。

 

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