OSJ ONTAKE100

夏の記録_7月に〝ONTAKE100〟を走っています。自分にとって初めての100キロを超えるレースを完走したので威勢よくブログに書こうと思っていたのだけど、時間がたつにつれレースの内容より、身体に残ったダメージの方が印象的で、今はトレーニングの指標として考えるぐらい重要な経験になりました。

 
話に聞いていた通り、単調な林道を走り続けるレースは辛くて、まさに修業。
夜間、強まる雨のなか、レインのフードをかぶって走るのは視界が悪く蒸し暑い。変化もなく足場の悪い砂利道の水たまりをよけながら淡々と進みます。脚を速めることもなく、急な登山道を上がりもしない、ただひたすら心拍を乱すことなくゆっくり走る、そしてこの淡々と走ることが体の一部分を強烈に疲れさせました。

40キロをすぎたあたりから腰に違和感が出始め、腿裏付近の筋肉が固まって動きが鈍くなってしまった。それ以降は回復することなく小さな動きで歩いたり走ったりで、なんとか前の日に出た会場に13時間かけて戻ってきた感じ。疲れて力無いゴールは‶筋肉疲労〟のせい。弱すぎて泣ける。

_思い当たる節

登りの強化のために6月は傾斜をつけたトレッドミルで練習をしていました。つまらないとされる室内練習だが天候も時間も気にせず自分のペースでトレーニングができるのが調子良く、心拍計をつけて追い込む練習がそれらしくて楽しかった。なお体感的にも心拍の向上が感じられたものだから、間違いないと思っていました。
それでひたすらベルトの上を走り、トレイルはおろかロードすら走らずにいた。レースで登りで走り続けるためには心肺機能の向上と信じ、毎日トレッドミルに乗りPC画面上でのグラフをみて満足するという・・・これじゃ駄目ですよね。当たり前だけど、走るための要素としては心肺機能だけではなく、持久力のある強い筋肉があってこそ、体幹がしっかりしていなければ長い距離は走れない。この月に走ったスパトレイルで心肺に余裕はあったものの、後半でパワー不足を感じたのは多分このせいだと思う。
よく「マシーントレーニングしかしませんよ」なんて話を聞くことがありますが、それは十分に出来上がったランナーの調整であって、私のように走り出したばかりのオッサンには該当しない。つまり、基本的な部分をしっかり鍛えましましょうよ、という話。

レースの後は何だか焦っていて立て続けに長い距離を走り、ついに灼熱の土手で完全に足が止まってしまった。そして3週間の完全休養を余儀なくされ、今更ながらバランスのよいトレーニングの必要性を実感している矢先、たまたまスーパーフィートを使ってみて凄く納得することになります。
シューズのフィッティングにインソールがいいと勘違いをして使ってみたのですが、使うだけ脚が疲れました。自分には合わないのかと思っていたが、そもそもこのインソールは合う、合わないではなく、脚を適正サポートすることによって軸を矯正する役割となるようです。つまり疲労を感じる今の自分は適正に矯正されている状態です。製品の説明にある悪い症状というのが、ここ何年かの自分に完全一致で胸にストンと落ちました。

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